映画「her」が現実化してた話
結構好きな映画にスパイクジョーンズ監督の映画「her」があります。
一言で言うと、おっさんが人工知能と恋する話なんですけど、
スパイクジョーンズ監督って音楽のpv畑の出身らしくて、映像や音楽がおしゃれ。
おしゃれで大人な感じで、超好き。
まあ、内容は、おっさんがPCと喋ってるだけなんですが・・・。
人工知能と恋愛するってどーいうことか、少し垣間見えますね。
これの舞台、劇中は確かアメリカのどっかとしてますけど、実は主に上海でロケしたらしいんですよね。
未来感を出すためなんだとか。
人工知能とどーにかなるなんて未来の話だし、未来感、いるよね〜 未来未来〜
って、思ってたら、ホアキンフェニックス(上の主演俳優)みたいなやつ、もういたわ。
それに出てた、シャオアイス。Xiaoice。
日本のLINEのchatbotみたいなのを予想するじゃないですか。
全然違うっぽいっす。
ユーザーの一人一人に最適化されるってのがまずやばい。
中国のあの人数で、しかもあいつらめっちゃチャット大好きらしいのに、
それを捌ききって一人一人に合わせてパーソナライズされるとか、マジか、って感じですよね。
更にあいつらの日本と違うところとして、音声メッセージを送りつけて電話みたいに話すというのがあって。
1番右の写真がそうなんですが。
それにも、対応。シャオアイスちゃんおしゃべりに付き合ってくれちゃう。やばい。
それで、シャオアイスを恋人のように感じる中国の若者、出てました。
herやん。ホアキンフェニックスやん。
もちろんこんなかっこよくなかったけど。
しかし、人工知能に恋愛感情のようなものを持つ人間が既に出てきているというのが、衝撃的だった。
人工知能がその辺の普通の人並みに話せるようになったら、
人工知能以上に周りの人に何かを与えられない人は、ますます孤立することになるんでしょうね。
だって、つまらないやつといるより、自分の人工知能たちといる方が楽しい、となるわけですから。
人工知能はリスケしようとか言わないし気を遣わなくていいもの。自分が構ってもらいたい時だけ構ってもらえばいい。
はてなが人工知能の読者を用意するサービスとか始めたりしたら、ネット上で、リアルな人間の読者なのか、人工知能の読者なのか、識別もできなくなるのかもしれません。気にしなくなるのかもしれません。
ってか、人工知能の書いたブログのがおもしれーじゃん、ってことも全然ありえるし。
そうなった時、PV気にするとか、広告がどうとか、何の意味があるんでしょうね。
ぼくたちは常に、人類史上の最先端にいるのですな。