騎士団環境前半まとめ 翡翠ドルイド最強伝説と、その先。
※ハースストーンの記事です。
こんにちは。
ナーフ(弱体化)まで@1日なので、2ヶ月ぶりくらい?の、ハースストーン振り返りです。
2017年8月、新拡張、凍てつくなんちゃらの騎士団がリリースされました。
事前の予想では、回復付きアッシュブリンガーに初の特殊勝利の話題性に毎ターン2/2が出てくるということで、DK(デスナイト)パラディンに注目が集まってましたが、
蓋を開けてみれば、待っていたのはドルイドストーンでした。
☝️ Tier S = ゴッドランク、それは神の玉座。せんとくんしかいない・・・。
翡翠ドルイド、アグロドルイド、ビッグドルイド、トークンドルイドの4種類。
翡翠ドルイド、ビッグドルイド、トークンドルイドの3つがここまで頭角を現したのは、個人的にはやはりUltimate Infestation(究極のなんちゃら、いわゆる「究極」)の登場が大きいと思います。
10マナで、5ダメ、5ドロー、5装甲、5/5召喚。
10マナのカードは、他のヒーローならそうそう使えませんが、ドルイドにはマナ加速があります。
元々ドルイドのドローは、5マナ3ドローの滋養か、手札に練気とか貯め込んでショニアでチャリチャリするかしかなく、ドローの弱さはドルイドの弱点でした。
それが、究極の登場で一変します。
究極は10マナと重いですが、その分5ドローもできます。滋養2枚究極2枚でドローソースが4枚となると、中盤までには安定して引けるので、ハンド不足はまず起こらなくなります。
究極以前は、滋養は3ドローを選択するのが当たり前(2枚目の滋養を引けるとは限らないから)でしたが、現在はむしろ、究極につなげるために2マナ加速を選ぶ方が多い気がします。
マナ加速しさえすればドローはできるので、4マナ3/3マナ加速のミニオンも1枚は積まれるようになり、安定してマナ加速しやすくなりました。
結果、1T パス、2T 繁茂、3T マナ加速3/3ミニオン、4T 大型ミニオン展開・・・ のようになり、中盤以降ドルイドは常に相手より2マナ多く使ってるような感じになります。
相手が4〜7マナしか使えない時に、6〜10マナの動きができたら、そりゃ強いわな(呆れ)
翡翠ドルイド、ビッグドルイド、トークンドルイドが強いのは基本上記の理由です。
3つの違いは、1番簡単で強くて万能なのが翡翠ドルイド、翡翠ドルイドを潰すために翡翠ドルイドより一手早く大型を並べにいくのがビッグドルイド、展開してバフするのがトークンドルイド、って感じですね。
どのデッキも強いですが、やはり、大会の採用率など見ても、翡翠ドルイドが抜けているように見えます。
王道のリソース勝負に持ち込むもよし、リソース勝負できない(待ち伏せのガイスト積んでメタってきてる)相手にはテンポプランを取るもよし。
動きに柔軟性がありますし、それを可能にするだけのデッキパワーがあります。
アグロドルイドは、究極は積んでないですが、強力な挑発ミニオンが追加されたのもあって前環境から引き続き強いです。
ただ、そんな具合に暴れまわっていたので、ドルイドは、もうじきナーフされます・・・。
練気が2マナ加速してたのが1マナだけになり、5マナの挑発出すやつが6マナになるんですけど、
練気は、ショニアと組み合わせる前提のカードになりそうですね。少なくともアグロドルイドでは採用されないでしょう。
となると、10マナぴったりまで究極打てないので、ドローがぎこちなくなって、今ほど理想的な動きができなくなるのかな。
対コントロールの強さはあまり変わらずミッドレンジに弱くなる(究極での除去が遅れる)、いい調整なのではないでしょうか。
とまあそんな具合に、8月は翡翠ドルイド筆頭のドルイドストーンで、他に強いのは海賊マロパラ、研究中のハイランダープリースト(別名ラザプリ)くらいしかなかったので、騎士団環境の先行きは、不安視されていました・・・。
しかし、ナーフ情報発表の頃から、新しいデッキが徐々に結果を出すようになります。
また長くなってきたので、そんな新しいデッキたちに軽く触れてこの記事もおしまいにしようと思います。
・ラザカスプリースト(ラザプリ)・・・8月からプリーストは様々なデッキタイプがいましたが、ラザでヒロパを0マナにしDKになって0マナ2点を連発、というタイプの強さが浸透してきて、最近のプリーストはほぼこのタイプです。
ハイランダーという特性上、流行に応じたカスタマイズの幅が広いのがウリです。今1番流行ってるのは、ドローを最優先するタイプですかね。
かつて外れレジェでよく上がってた預言者ヴェレンは、このデッキではリーサルに直結する重要なレジェです。かつて彼がここまで人気だった時代はないのではないでしょうか。
・フェイスハンター・・・レジェンド1位到達報告の翌日から、爆発的に数が増えたのが、このフェイスハンター。8月にもハンターのデッキはいろいろ模索されていましたが、あまり結果は出ず、今回も不遇で終わるという見方が一般的だったと思います。
一体なにが変わったのか。個人的には、追跡術と縫い目の追跡者(通称"縫い目")で、その時その時の必要なカードを持って来れるのが今のハンターの強みなのだと考えています。
海賊ウォリやマロパラといった自分より早い相手には、蟹や猛獣使いで凌いでDKまで持たせる、
翡翠ドルやラザプリといった自分より遅い相手には、押し切れそうならDKにならず元のヒロパで最速リーサルを掛けにいったり、ハイメインをコピーしたり。
追跡術と縫い目とDKヒロパがもたらした、ゲームプランに沿ったカードを取れる柔軟性が、画期的だったと思います。
DKヒロパのおかげで、バリュー勝負にも結構対応できますからね。
・シクレメイジ・・・翡翠ドルイドやラザプリが増えて、天敵のアグロドルイドや海賊ウォリが減ったので相対的に強いこのデッキ。
翡翠ドルイドとラザプリには結構強いです。鏡の住人と呪文相殺の二択が効くなら強いです。逆に、アグロドルイドや海賊ウォリといった、軽いミニオンを積んでて呪文への依存度もさほどでないデッキは厳しい。
・ミルウォリアー・・・死人の手札を回すことで、無限の除去が可能なこのデッキ。時間はかかりますが、ほとんどのデッキと渡り合えます。相手のリソースを把握しておくのが重要だからランク5以下で使うのはおすすめしないとか、ミッドパラはきついとか、Dogがガイドで言ってました。
そんな感じです。(秋田からやめる。)